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このサイトでは、柔道整復師を目指す人たちや、柔道整復師になって間もない人たちを対象に、業界関連情報を提供しています。
【H丼先生(A校)、U先生(K校)、T先生(N校)ほかからご提供いただいた情報を元に】
平成23年11月6日
整復操作を説明する口述と、実際に行う整復操作が異ならないように。 | |
分かりやすく言えば、「言っていることと、やっていることが異ならないように」ということです。 緊張しているせいでしょう。 例えばコーレス(Colles)骨折の整復操作において、「掌屈・尺屈・回内します」と口では言っているものの、実際は掌屈も尺屈もできていないなどですね。 |
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整復操作時に、患部に不用意な動揺を与えないように。 | |
整復によっては、術者が姿勢を変えることもあるでしょう。 整復に際して術者は原則、できるだけ姿勢や足の位置を変えないことが望ましいといえます。 それは、術者が動くことによって、肝心の患部に不用意な動揺を与えかねないからです。 でも、やむを得ず術者が動く必要があるという場合は、患部に注意を注いで、そこには可能な限り動揺を与えないように配慮しましょう。 認定実技審査での患者さんは、実際に骨折や脱臼をしていませんね。 ですから、痛がることもありません。 だからと言って、患部に動揺を与えて良いという理由にはなりません。 |
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整復操作に必要な末梢牽引は、それが必要な間は維持するように。 | |
ほとんどの整復操作においては、末梢方向への牽引が必要とされます。 また、その牽引は、整復位が得られるまで持続し続ける必要があるものばかりです。 「末梢牽引を維持しつつ・・・」なんて言いながら、他の操作を行ううちにその末梢牽引を忘れて有効な牽引ができなくなっていることも多いようです。 また、末梢牽引をしながらの操作であるのに、術者の手(指)が遠位骨片から離れたりくっついたりしたりしていては、牽引が維持できているとは考えにくいですね。 術者の指の位置を変えるときは、本当に必要なときに行う持ち替え操作などです。 「牽引し始めたけど、この場所だったらちょっと牽引しにくいから」なんて考えて持ち替えてしまうのはいけませんね。 |
平成23年11月4日
整復時 | どの脱臼にも共通することですが、末梢牽引の手順、方向、牽引力など、整復操作が不適切では整復が成功しません。 |
整復操作によっては、尺骨鉤状突起骨折を合併する危険を伴います。 | |
暴力的な整復操作(無理な整復操作や急激に行う整復操作など)に起因して、のちに骨化性筋炎(異所性骨化)を招く危険を伴います。 |
固定時 | 前腕両骨後方脱臼では、骨折と大差ない腫脹を呈します。 整復(固定)の時期によっては、そのときに予測したもの以上に腫脹が出現してくる可能性があります。 その場合、固定施行時には適切な強さであっても、のちに増大した腫脹によって結果的には緊縛包帯(または緊縛固定)となり、血行障害を招く危険を伴います。 |
後療時 | 不適切な後療法(無理な他動的強制運動や強すぎる手技療法など)によって、のちに骨化性筋炎(異所性骨化)を招く危険を伴います。 |
「トレーナー活動中に遭遇した前腕両骨後方脱臼(1)−K先生の体験談から」へ
平成23年11月2日
平成23年10月29日
開業柔道整復師として接骨院を開業しながら、柔道整復師養成施設(専門学校)では教鞭を執っている、やや真面目な普通の柔道整復師です。
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2007年4月1日から